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HP編集略号agabe1.htm

和名:リュウゼツラン


英名:Century plant


タイ名:トンコーム

改編:2017年6月15日  初稿:2010年6月25日 撮影:チャイヤプーム


  タイの東北地区・チャイヤプーム県の国立公園(2ケ所)を旅した時のことです。

国立公園(ウタヤン・ヘンチャーツ パー・ヒン・ガーム 美しい岩石の森の国立公園)の手前の左側手に

谷間に向かう未舗装道路の傍らに『カーオ・プラトゥー・チュムポン寺院』と書かれた立て

看板が立っています。 
ひょっとすると、由緒ある歴史的寺院かな?と期待して、少しうす

暗くなった谷間へと車を走らせます。


カーオ・プラトゥー・チュムポン寺院


  日暮れが近いこともあって、傾いた西陽の陰になった谷底の平地に、日本城郭の天守閣に

似たような形をした寺院が見えてきました。どうやら、宗教教育を信者に施す寺院らしく、由緒

ある歴史的寺院ではなさそうです。


  チョットがっかりして、車をUターンさせて寺門の近くまで戻ると、なんと!船のマストのように

天空に向かって真っすぐに伸びる龍舌蘭のながーい花茎 を発見!



カーオ・プラトゥー・チュムポン寺院のながーいリュウゼツランの花茎


  龍舌蘭と言う植物名は、多肉質のギザギザ葉の姿形が龍の舌に似ていることから

名付けられたと思われますが、英語名の 『 センチュリー・プラント 』は、花茎の開花が

100年に一度と云う説に由来しているのだと思います。漢名の『萬年蘭』も同じような発想

に違いありません。


  ところが、『百年に一度だけの開花説は間違いだよ、せいぜい60年に一度だよ!』と

か、『いやいや、40年に一度だよ』と言い張る人もいるようです。 何れにしても、滅多に

見られない花茎を持った植物であることだけは間違いなさそうです。



カーオ・プラトゥー・チュムポン寺院のリュウゼツラン


  多肉質の葉の中心から、真っ直ぐ伸びる花茎の高さは8m〜10m、その尖端の小枝には、

小さな黄色の花蕾がついているのが見えます。( 上写真 )


  伸びた花茎のない龍舌蘭(下写真)は、今まで何度も見たことがあるのですが、このように

立派に伸びた花茎を見るのは、僕にとって初めての経験です。暫しの間、大口をポカンと開け

て、天空を見あげてしまいました。


花茎が未成熟の龍舌蘭


  気がつくと、辺りはすっかり暗くなり、青の龍舌蘭の花茎の先っぽは、夕闇の中に隠れ

てしまいました。あまりに花茎が高すぎて、ストロボの光も届きません。




  何気なく立ち寄った寺院で、幸運にも出会えた珍しい植物ですから、喜ぶべきだと

思うのですが、欲を言えば、花茎の先に花が満開になる姿を
見れなくて残念閔子騫

(びんしけん)、何ともはや、口惜しい思いを抱く強欲な爺であります。



龍舌蘭の植物学上の分類名
 学名  Agave americana
 科名  アガベ 、 リュウゼツラン
 属名  アガベ属
 種名   −
 タイ名   −
 英名  アメリカン・アロエ 、 センチュリー・プラント (世紀樹)
 日本名  龍舌蘭
 漢名  萬年蘭
 性状   −
 原産地   − 
 花言葉   − 




 

読者の方から頂戴したコメント


hiro-1からのお返しコメント


■あら〜こんな咲き方する花、初めて見ました

ところで”CAP LOGUE”というサイトで
hiroさんのこのブログ紹介されてますネ
(o^-')
イサラ 2010-06-25 15:52:50


■イサラさん
どうして CAP LOGUE で紹介されるようになったのか分からないのですが・・・赤服騒動の記事を書いている頃からだったと思います。
hiro-1 2010-06-26 02:39:11



■日本の竹?
のように思いました。面白いですね。 タイを訪れてもなかなか地方までいけないので hiroさんのプログ参考になります。茶色の川も 今は 豊かさを含んでいる川と思えるようになりました。 大好きな川です。
マイペンライ 2010-06-25 23:31:50

 


■マイペンライさん
チャイヤプームの旅も今回で種が尽きました。また地方への小旅行に出たいですね。
hiro-1 2010-06-26 02:43:46


■これが…
龍舌蘭ですか〜初めて見ました。これがテキーラになるんですね〜。
でもこんな茎に何10年に一度花が咲くとしたら、そりゃあこの世の終わりかと思っちゃいますよね。
kii 2010-06-26 00:33:52


kiiさん
龍舌蘭は100種類以上もあるらしく、テキーラになるのは別の種類らしいのですが、僕には見分けがつきません。
hiro-1 2010-06-26 02:46:33


■龍舌蘭〜♪hiro1さんへ

タイ〜といってもかなり未開の土地がたくさんあってガイドブックに載らない場所があるのですね。びっくりです。 またこの蘭は凄い。10年に1度ですか??1見てみたいなあ〜〜ヒマラヤに咲くというラフレシアを思い出しました。今度9月に旦那様のいるバンコクに遊びに行く予定です。ブログ読んでお勉強します(*^。^*)
haiji-mama 2010-06-26 16:30:24


■haiji-mamaさん
チャイヤプーム県は自然豊かな田舎です。外国人用の観光ガイド本には載っていませんが、タイ人用の観光本には必ず載っています。地方旅行に出る時は、いつもタイ人用の案内書で情報を仕入れています。
hiro-1 2010-06-26 16:51:03



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