3月31日、気温30℃以上のバンコクから、気温8℃の小雨降る東京都下の留守宅に
到着した時、我が家の庭の花は、固く閉じた蕾ばかりでした。 ところが、数日後、気温が
俄かに16℃〜20℃へと急上昇。 留守宅の庭に春の兆しの到来です。
そのような庭で咲き始めた春の花の中から、本日は、青紫花のハナニラをご紹介しま
しょう。 此処まで書いたところで、ハナニラ?なのか、それとも、ニラバナと呼ぶべきな
のか? と分からなくなり、韮(ニラ)の漢字を検索すると、『ネギ亜科ハナニラ属』の『花韮』
(ハナニラ)とありました。
検索すると、次のような説明がなされています。
開花期は春、花弁の色は、青白色、白色、淡紫色などあり。夫々の花茎の頂上に星の形
をした六弁の花を一つだけ付ける。花の径は約3cmとあります。
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更に検索すると、花ニラには食用ニラと園芸用ニラがあるようです。バンコク滞在中の
連れ合いに Line で質すと、我が家のハナニラは、残念ながら、食用のハナニラではなく、
園芸品種のハナニラでした。
連れ合いの話によると、先日御紹介した『ボケの花』や、後日掲載予定の『ムスカリ』と
同じように、植えつけた最初の年の咲き方は実に美しいのですが、翌年以降は、手入れを
怠ると暴れ放題となって雑草化してしまう性質があるようです。 次の帰国時には、地植え
をやめようかと思っていると言います。 |
我が家の花ニラ(園芸種)は、野菜ニラと同じような薬味の匂い(臭い?)を発します。
室内で育てるには不向きのような気がしますが、風通しの良い庭ではあれば、特に問題
もないように思います。
花言葉には、ロマンチックな表現の 『星に願いを』 があるかと思えば、『耐える愛』の
ような言葉もあり、更には、『卑劣』、『恨み』のような恐怖ドラマを思わせるような表現もあり
ました。
『星に願いを』 は、星のような6弁の花弁から素直に想起された言葉だと想います。
『耐える愛』とは、繁殖力が強く耐寒性のある性質から生まれた言葉なのでしょうね。
それにしても、『卑劣』、『恨み』の花言葉は、何処から来ているのでしょうか?
よくわかりませんが、ニラの葉を千切ると発散する薬味の強い臭いを極度に忌み嫌う御仁
が、可愛さ余って憎さが百倍の心持で名付けられたのでしょうか?
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