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久しぶりに見た紫有明蔓 
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HP編集略号hasu3.htm

和名:ハス (蜂須)

英語名:Lotus タイ語名:ブア
改編:2014年12月5日 初稿:2008年8月8日 撮影:タイ各地


 日蓮宗では、南無妙法蓮華経を唱えさえすれば、“ 真理に帰入して成仏することが出来

る ” とのこと。 数年前、何方の本だったかは忘れてしまいましたが、南無妙法蓮華経の

蓮華とは、淡緑色がかった白色蓮のことであると書かれた一説を読んだ覚えがあります。


http://stat.ameba.jp/user_images/58/f0/10082576768.jpg
白いハスの花に祈りを込めるタイ上座部仏教の若者達


 僕のこの記憶が正しいとすれば、白色のハスに対する崇敬の念に関しては、タイの上座

部仏教(南伝仏教)も北伝仏教の一派の日蓮宗も同じようですね。


 若者が持つカップの内には、下写真の開花寸前のハスの蕾が入っています。紫赤色の

蓮蕾もありますが、此処でも白色蓮の方が人気を集めていました。


http://stat.ameba.jp/user_images/a8/72/10082576766.jpg
1カップの値段は、約60円だったように思います。


 陰暦8月(今年は7月17日)は、タイ仏教にとって重要な三宝節の日です。三宝節(注)は

、仏陀・仏法・僧侶が揃った仏教教団の成立日とされています。


 35歳で悟りを得られた釈迦牟尼が、初説法・初転法輪(注)をされた日であり、五人の

初弟子( 五比丘 パンチ゛ャ・ワットキー )を得られた日でもあります。


   注:三宝節(ワン・アーサー・ラハブーチャー)

   注:初説法=初転法輪 (パトム・テーサナー )



http://stat.ameba.jp/user_images/47/03/10082576769.jpg
祈りを込めた白いハスを水面に浮かべる女性


 6年間の死をも覚悟したかの如き難行苦行を放棄して、瞑想することによって悟りを得ら

れた釈迦牟尼でしたが、『分別だけで生きる人間に、自分の得た悟りを説法するのは無理だ』

との考えに至り、己の悟りを俗世の人に説くことを諦めてしまいます。


    注:悟り=成道=正覚=大悟


 すると、己の世界に籠る釈尊の前に、娑婆色界の初禅天の主・梵天が現れて、説法する自信

を失っている釈迦牟尼に対して、次のように説得します。


『俗世の塵に迷わされることのない人間もいます』

『そのような人間でも、仏法を聞かずば滅びてしまいます』

『是非とも説法を初めてください』


http://stat.ameba.jp/user_images/a8/cf/10082576772.jpg
浄土へと向かう白いハスに祈りを捧げる若い男女。


 俗世間の塵に汚れた人間を説法することに絶望感を抱いていた釈尊は、梵天の強い励し

を受けて、人間の仏法に対する理解度を四段階に整理します。


   第1段階:太陽の光を受けるべく、既に水面上に出ているハス・・・・のような人。

   第2段階:翌日になると水面上に出てくるハス・・・・・・・・・・・のような人。

   第3段階:翌翌日には水面上に出てくるハス・・・・・・・・・・・・のような人。

   第4段階:水底で亀や魚の餌になっているハス・・・・・・・・・・・のような人


 上掲のように、俗世界の人々の様々な状態を分類して整理した釈迦牟尼は、第一段階

の仏法を理解する下地のある人から説法を行うことを決心します。釈尊が最初に説法する

人として選んだ人は、出家当初の釈尊が教えを乞い、後になって、悟りを得る方法論の相違

から袂を分かった二人の仙人でしたが、既に此岸(しがん)から彼岸の世界に入っていて、

再会を果たせませんでした。


 次の人として選んだのは、出家当初の釈尊が共に修業していた五人衆でした。難行苦行

中の五人衆と、それを放棄した釈尊の関係は、絶交状態になっていました。


http://stat.ameba.jp/user_images/7e/5d/10082576773.jpg
善男善女が祈りを込めて流したハスが浄土に辿り着く


 五人衆が釈迦牟尼の初転法輪(初説法)を受けた場所は、彼らが修行していたインド・

ベナレスのサルナート(鹿野苑)でした。最初は難行苦行を放棄した釈迦牟尼を軽蔑してい

た五人衆でしたが、やがて、釈尊の唱える八正道(中道)と四つの真理(四聖諦)を理解し

て、釈尊の最初の弟子となり、此処に仏・法・僧が揃って仏教基盤が整います。


 宗教の世界に門外漢の僕から見て、チョット衝撃的だったのは、初説法の相手が、人間

界の底辺に住み着く第四段階人ではなく、流儀は違えども、第一段階の、出家者であっ

たということでした。


 しかし、その後の釈迦牟尼は、『 二人連れで、一つの道を行くことなかれ 』 と5人に説き、

釈迦牟尼自身も、45年間に渡って広大で荒涼としたインドの大地を自分の足で歩き通し、

第一段階の人から第四段階の人の心中にまで、幅広く仏教を広めて行くことになります。


 さて、僕は何段階のハスなのでしょうか? 第一段階である筈もなく、第二段階でも、第三

段階のハスでもありません。宗教を持たない僕は、やはり、未来永劫、第四段階のハス

なのでしょうね。



この主題に関連するホームページ内の別の記事 (主題をクリックすると該当頁に移ります)


 主題  初稿年月日  改稿年月日  HP編集略号
 スイレンですか? ハスですか?  2008-3-12  2014-12-5  hasu1.htm
 1/2: タイのハスは祈りの花  2008-8-6  2014-12-5  hasu2.htm
 2/2: タイのハスは祈りの花  2008-8-8  2014-12-5  hasu3.htm
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 野に咲く蓮華草は蓮ですか?(当該頁)  2008-3-15  2014-12-5  renge1.htm
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読者の方から頂戴したコメント

hiro-1からのお返しのコメント


■ハスというと…

酢蓮など食べ物を想像してしまう僕は、水底で亀や魚の餌になっている段階に間違いないです…お参りの場で売っている蓮の花(つぼみ)はキレイですねえ。 以前タイに行ったとき、長いお線香と金箔がセットになっていて身体が良くなりたい部分に金箔を張るーなんてことをやってみました。…当然「頭」でしたが、効果はまだないようです。(笑)
kii 2008-08-08 07:16:14


■kii さん

腰痛もちの僕は、寺院にお参りする都度、仏像の腰部に金箔張り(ピッ・トーン)をするのですが、なんとなく効果が持続しているような・・仏像の頭に張ると髪の毛がパンチパーマーのようになりそうな・・・そんなことはありませんね。.
hiro-1 2008-08-09 02:44:02 


■タイにいったとき

見よう見まねでハスを片手に寺院で参りました。でもタイの人たちは真剣に祈りをささげてるんですよね〜私のようなふとどきものはしては行けなかった行為かもしれません(^▽^;)    
DIVA
 2008-08-08 11:58:10 


■DIVA さん

若者が真剣に祈る姿は、いつ見ても心を打ちますね。やはり、幼児時代からの宗教教育で身に付けた信仰は様になっています。h
hro-1
 2008-08-09 02:49:58


■仏教上で蓮の花は・・・

いろいろな意味を持っているんですね。私は、蓮と言うと、近所にレンコンの産地があるので、レンコン畑を思い浮かべてしまいますね。でも、蓮の花はすごく好きです。静かで上品で、梅雨時期の濡れた花がとっても良いです。
samantha 2008-08-08 12:28:59


■samantha さん

バンコクのヤワラート(中国人街)に行くと、ハスの根っ子のジュース (ラーク・ブア)を1杯10バーツ(30円)で売っていますが、午前中で売り切れてしまいます。味も最高ですよ。
hiro-1 2008-08-09 02:55:12


■無題

ううむ。。。社会的身分でないとはいえ、人を階級で分けるというのは、もともと釈迦が嫌ったことではないのだろうか・・・などと疑問に思う私は亀の餌どころか、亀の糞かも・・・。 ーー;浄土に行かず養土になりそう。
(苦笑)
シャンティcoco 2008-08-08 23:00:26 


■シャンティcoco さん

今まで、宗教グループの人から一度も勧誘されたことがない僕ですが、何となく納得できました。僕の理解力は第四段階だと判断されたのですね。
hiro-1 2008-08-09 03:03:48


■無題

蓮は本当に存在感のあるお華ですね^^
makimari 2008-08-09 00:18:20 


■makimari さん

花蕾は見て良し、蓮根は食べて良し、根っ子はジュースで飲んで良し、本当にハスは全て良しです。
hiro-1 2008-08-09 03:12:56 

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