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初めて見たヒラジンガーの白花?



HP編集略号hirainga2.htm

中国名: 清明花

日本名:Beaumontia


英語名: Herald's trumpet

別名: Easter lily vine


タイ語:ヒランジガー

 別名:ガムラン・チャーンサーン

 改編:2014年5月17日 初稿:2010年3月3日 撮影:バンコク・ベンジャギティ公園


 バンコク・ベンジャギティ公園の東側の池畔を散歩していた時、今まで見たことのない大きな白花

が咲いているのに気付きました。何回も訪れた所なので、蔓性植物があることは承知していましたが、

まさか大きな白花が咲くなんて、迂闊にも全く気付きませんでした。


先月訪れた時は、緑葉が茂るだけで、白花の姿はありませんでした。


 最初の頃は、蔓性の緑葉一枚の長さが約30cm前後もあることから、南国でよく見かける

大ポトスの一種だろうと思っていました。(上写真 ) 当時の僕の撮影メモを読むと、大きな白花が咲く

という記述は何処にも書き残していません。


 先月、同じ公園の北側の池畔に咲くデーゴの撮影を終えてから、東側の池畔を戻りながら上方を

見上げると、何としたことでしょう! 緑葉の中に漏斗状の白花が顔を出していたのです。 

(↓左写真 )



タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ
初めて見蔓性の大きな白花 長さ30pは優にある緑葉 


 花弁の先が浅く5裂した形状は、トランペット状の漏斗型になっていて、開花した花弁の直径は、

大きいものだと優に約25cm以上はあります。この手の花は、夜間ともなれば、強い芳香を放つ

のではないでしょうか?


英名:Herald's trumpet , Easter lily vine、ネパール名:Nepal Trumpet Flower


 自宅に戻ってから、植物の出所と名前を調べると、インド北部を原産地とする常緑蔓性植物とあ

りました。インド神話では、神聖な ヒマラヤの植物として描写されているとか。



淡黄緑色の蕾 ・開花直前の花・開花直後の花・完全開花した花


 日本語名とタイ語名も調べてみたのですが、日本語名は全く分かりません。タイ語で書かれた

植物専門書を紐解いてみると、インド神話に登場する雪山の森の植物(パー・ヒマ・パーン) の

“ヒランジガー”との短い記述があるのですが、 一般のタイ人に確認しても珍紛漢紛でした。 



淡黄緑色の蕾から白蕾に成長した様子が、開花した白花の後方に見えます。


 しからば、一般タイ人に分かり易い俗称があるのではと調べたところ、ヒランジガーのタイ語の俗称

(通称名)らしき名称が出て来ました。


 トン・ガムラン・チャーン・サーン  意味:象パワー(エネルギー)の木 
 トン・ガムラン・チャーン・プアック  意味:白象パワー(エネルギー)の木
 (タイ語不明)  意味:タイの芳ばしい木


 タイ語の俗称なので、タイの友人に再確認したのですが、やはり誰も知らないと言います。

後日、日本の読者の方から、日本ではボーモンティアと呼ばれているとの情報を頂戴しました。

植物分類の属名の Beaumontia を片仮名読みした呼称なので、和名は存在しないのかもですね。



=ヒランジガーの植物分類名=
 科名  Apocynaceae  キョウチクトウ科
 属名  Beaumontia  ビューモンティア
 学名   Beaumontia grandiflora  ビューモンティア・グランディフローラ
 タイ名  ヒラジンガー  俗名:トン・ガムラン・チャーン・サーン
 英名  Herald's trumpet
 Easter lily vine
 ネパール名  Nepal Trumpet Flower   −
 中国名  清明花   −
 日本名  ボーモンティア   −


この主題に関連するホームページ内の別の記事

新年の初散歩で再会したヒランジガーの白花  (クリックすると移ります)






読者の方から頂戴したコメント


hiro-1からのお返しコメント


■無題

白花 なんて美しいのでしょう 優しい花って感じです。 優雅って感じもありますね。 ありがとうございます。
はにわくん 2010-03-03 08:03:21  


■Re:はにわくんさん

優しくて優雅な花! このような表現をして戴き嬉しく思います。白花になり代わって、感謝の気持ちを申し上げます。ありがとう御座います。
hiro-1 2010-03-04 11:22:18  


■わぁ素敵

私には花嫁さんのイメージの花です。日本にはないのかしら?
おぎん 2010-03-03 08:49:39

 


■Re:おぎんさん

日本には温室栽培が少しばかりあるようですが、それすらも珍しいと聞きました。言われて見れば、確かに花嫁さんのウエディング・ドレスのイメージですね。
hiro-1 2010-03-04 11:28:20 


■癒されます

本当に花植物には心癒されます。身の周りにもきっとあるのでしょうが時間に追われているのでしようか・それにしても hiroサンの写真は綺麗ですね。家の主人のブログ写真ぼけてますもの 私の顔だけ ぼけいれてるのかな?・
マイペンライ 2010-03-03 16:17:09 


■Re:マイペンライさん

マイペンライさんの表情をソフト・フォーカスで撮影されるご主人のブログを見てみたいですね。
hiro-1 2010-03-04 11:43:06 



■こんにちは

Beaumontiaに和名はないんです。普通はボーモンティアと言っています。大きな植物園には、これもグランディフロラ種かムルチフローラ種がありますよ。稀に鉢植えもでます。知人宅にプレゼントしたことがあり、毎年よい香りを漂わせています。
west 2011 -07-16 09:52:01  


■Re:westさん

過去ログにコメントを戴きありがとう御座います。ボーモンティアと呼ぶのですね!ラテン語系の読みでしょうかね? westさんの7月16日のブログに掲載されている見事なボーモンティアは、京都府立植物園で撮影されたのでしょうか? 一時帰国で京都に行く機会があれば、一度は訪れてみたいと憧れている植物園です。
hiro-1 2011-07-16 12:25:14  

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