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紫陽花はアジサイに非ず



hououboku1.htm

和名: ホウオウボク


英語名:Peacock flower, Flame tree

タイ語名:haang nok yung farag
改編:2014年6月10日 初稿:2008年3月31日 撮影: タイ各地


 バンコク隣県のサムットプラカーン県にある “ 古代の都 ” (Muan-boraan は、タイ国土を模した

スペースに、タイの遺跡を再現したレプリカの遺跡公園ですが、中には本物の遺跡を移築修復し

たものも含まれています。 タイの東西南北に散らばる遺跡を、見学する時間的余裕の無い

観光客にとっては、手抜き感は否めませんが、それなりの価値のあるテーマパーク的な遺跡公園

かも知れませんね。


 自分で車を運転するのであれば、一周三時間もあれば充分と聞いていたのですが、根っからの

遺跡好きの僕の場合は、遺跡公園内の70%前後を見終わったところで、残念ながらタイム・アップ。

午後6時の閉門時間となって追い出されてしまいました。此の日の遺跡公園内は、朝から夕方まで

空いていましたので、その原因の全ては、あきらかに僕の時間配分の拙さにあります。


 冒頭から横道に逸れてしまいましたが、本日のテーマーである燃え滾るような 鳳凰木の話に入る

ことにしましょう。


“ 古代の都 ” 公園の至る所に咲き乱れる鳳凰木
タイ名:ハーン・ノック・4ユン・ファラン


 チョット見には、とてもレプリカとは思えないような7つの螺塔仏塔を持つ寺院に、まるで命を吹き

込むかのように、真紅の鳳凰木が、ここぞとばかりに咲き誇っていました。


Chedi Chet Yod  チェンマイの遺跡のレプリカ
タイ名:ハーン・ノック・4ユン・ファラン


 日本では、梅が咲き、桜が咲く今頃になると、誰もが待ち望む春の到来ですね。 タイ在留が長く

なった僕が個人的に感じる季節感を花に例えて表現するならば、合歓の花が咲き、プルメリアが

開花する頃になると、乾季(寒季)の終わりを感じ、インド黄色花が咲き、やがて、ゴールデンカラ

ーが咲くと、酷暑の到来となります。  (下写真4枚)


プルメリア・リーラワディー(上左)と合歓の花(上右)


インド黄色花(左)とゴールデンシャワー(右)


燃える火焔の如く真紅の花を咲かせる“ 鳳凰木 ”が主役になる頃は、暑季の真っ只中に突入です。


 古代の都 Muan-boraanには、鳳凰木がとてもよく似合います。
タイ名:ハーン・ノック・4ユン・ファラン


 木陰の少ない公園内の外気温は、34℃から37℃。体感温度は40℃以上。 僕が消費した

ミネラル・ウオーターは6本! しかし、トイレ小は一回だけ! 体内に補充した水分の殆どを

発汗作用で放出してしまうほどの暑さでした。


古代の都の青空に映える鳳凰木


 第二次大戦当時、南太平洋の諸島に進駐していた旧日本兵は、桜花と同じ時期に、火焔の如く咲

き揃う真紅の“鳳凰木”を見て、『 南洋桜』 と呼んで、遥かなる日本を懐かしんだと聞いています。


鳳凰木(タイ名:ハーン・ノック・4ユン・ファラン)の花弁 


 日本の一部の植物説明書の中には、鳳凰木の花を、火焔樹の花として記載しているものがありました。

タイでは、高木の鳳凰木のことを 孔雀の尾羽 ( haang nok yung farang ) と呼び、火焔木は、『khee seet』

と呼称して、両者を明確に区別しています。     
  注:『khee seet』 =橙色の木



=鳳凰木と火焔木の呼称=
 正しい和名  タイ語名  タイ語の意味  英語名
 鳳凰木  haang nok young farang  孔雀の尾羽  Flame tree
 火焔木  khee seet  橙色の木   African tulip tree

鳳凰木には、高木と低木があり、前者をhaang nok young farang、後者をhaang nok young thaiと区分しています。


 植物学上の分類を見ても、鳳凰木はシャケツイバラ科、 火炎樹 はノウゼンカズラ科ですので、明らかに

異なります。日本語の世界で、鳳凰木が “ 火炎樹 ” と誤称されるに至った理由は、英語名の Flame tree 

( 炎の如く燃えたぎる光彩) に因ると思われます。Peacock flower を日本語訳していれば、このような混乱は

防げたかもですね。


鳳凰木の50cm前後もあるサヤ入りの果実


 鳳凰木(タイ語訳:西洋の孔雀の尾羽の花))の花が落ちて散ってしまうと、長さ50cm位の緑色

の鞘(サヤ)がぶら下がり、やがて黒鞘に変化。 サヤの豆は食べられるのですが、可食部分が

余りに少ないために、タマリンドのように、商品化されて店頭に並ぶことはないそうですが、食した

ことのあるタイ人の話によると、けっこう美味しいようですよ。



この主題に関するホームページ内の別の記事

本当の火焔木を初めて見た!    (クリックすると移ります)






   読者の方から頂戴したコメント


    hiro-1からのお返しコメント


■まさに

 南国の花という感じですね。綺麗です・・・。
 こんなに美しいのに、50cm前後の果実・・・
 上から落ちてきたら痛そうですね(笑)。
 レマ 2008-03-31 08:29:19


 ■レマさん
 
落ちる時は乾燥して軽い状態なので、
 多分、頭に落ちても痛くないと思うのですが・・・
 経験していないので確かなことは分かりません。
 hiro-1 2008-04-01 00:00:35

  

 ■無題

 私はず〜っと火炎樹だと思い込んでいました!@@
 (タイ人のオバサンも火炎樹だと教えてくれたんですけど>,<)
 では、タイに生育している燃えるように赤い花の木は、
 あの葉っぱならば、すべて鳳凰樹なのですね? 
 火炎樹はないのでしょうか?@@
 か、か、かなりショック!(苦笑)
 シャンティcoco 2008-03-31 18:36:50


 ■シャンテcocoさん

 混乱させて御免なさい。
 植物学的には、鳳凰木が正しいのですが、
 俗称として火炎樹が市民権を得ているのも事実です。
 本当の火炎樹は不本意でしょうがね。
 本当の火炎樹の写真は、次回にでも掲載します。
 hiro-1 2008-04-01 00:05:29 


 ■無題
 タイへ行きたいんだけどね先立つものが
 よしあき 2008-03-31 20:03:31 


 ■よしあきさん
 
聞くところによると、プロモーションがあれば、
 東京-博多を往復するよりも安い旅費で、
 タイ五日間の旅行が可能だそうですよ。
 hiro-1 2008-04-01 00:16:01 


 ■はじめまして
 
キレイっすねぇ・・・
 鳳凰木 ヘ(°∀°*)ノ 燃え上がる炎みたいで・・・
 すばらしい!!今度、蒔絵に書いてみようかな???
禁エンジャー・レッド 2008-04-01 00:01:11 


 ■禁エンジャー・レッドさん

 蒔絵ですか!
 漆の上に色粉で蒔き付けられた鳳凰木の花を
 見てみたいですね。きっと、素晴らしいでしょうね。
 hiro-1 2008-04-01 00:22:57  


 ■火炎樹
 
こんにちは、カオヤイです。
 僕も今咲いているのが火炎樹って思っていました。
 ほんとの火炎樹って見た記憶がありません。
 古代の都(ムアン・ボーラン)って一度は行ってみたい
 と思っていました。具体的な訪問の記事を読ませていただいて、
 とっても参考になりました。今は暑いんで、日陰がないと
 大変かなって思っていました。車で回れるんですね。
 わりと近いし、今度行ってみます。
 カオヤイ 2008-04-01 10:23:52 


 ■カオヤイさん

 小学校の校外教育の場としても使用される場所です。
 入場料は100バーツ(人)、車持ち込みで+50バ0ツ(台)です。
 ほかに自転車、バッテリカーもありますよ。
 hiro-1 2008-04-01 23:53:35  


 ■無題
 
目的地が、地図上で見つかりません。
 バンコク伊勢丹からのドライブルートを教えてください。
 kenoka 2009-04-17 18:53:04 


 ■Re:kenokaさん

 ルート
 伊勢丹 ⇒ ラーチャダムリ通りを左折 ⇒ ラーマ4世通り右折 ⇒
 首都高速入る ⇒ バンナー通り ⇒ サムットプラカーン方面へ ⇒
 3号線 ⇒ ムアン・ボラーン
 サムット・プラカンの中心地から約8km余り東に進むと、
 左手の小さい運河を渡る橋の上に、ムアン・ボラーンの
 案内ゲートがあります。

 3号線はタイ湾に沿って走る道路です。
 チョンブリ・パタヤ線とは違いますので御注意ください。
  hiro-1 2009-04-18 02:57:30 


 ■hiro-1さん

 有り難うございました。最適な時期に
 頑張って行ってみたいです。
 こん後ドライブの紀行時には、
 ドライブルート(道路番号、左折/右折等)とおよその距離を
 書いていただけると行くことが出来ますので、よろしく。
 kenoka 2009-04-30 01:43:19 


 ■Re:kenokaさん
 行き当たりばったりで出かけることが多く、
 本人も覚えていないことがあるのですが、
 可能な限りご要望にお応え出来るように頑張ります。
 hiro-1 2009-04-30 01:59:26  

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