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A ラン

紫陽花はアジサイに非ず


HP編集略記号katorea2.htm

和名: カトレア

英語名: Orchid、Cattleya タイ語名: Kluaimai、Cattleya
改編:2014年5月17日 初稿:2009年10月23日 撮影:タイ各地


 2009年10月22日の拙ブログに、日本在住の読者のアガベさんから下記のコメントを頂きました。


      きれいですね。

     私は、バンダもアスコセンダも、あまり聞いたことがないです…

     タイのように種類が豊富でないので、属名までちゃんと知る機会がないからでしょうか。

     写真から見るに…温室ではなく、屋外で普通に咲いているのですね。

     タイって、本当に暖かいのですね。



 タイには “ 暑季・雨季・乾季 ”の三つの季節があります。北欧からタイを訪れた外国人は、“暑い季節・

かなり暑い季節・めちゃ暑い季節” と冗談を言って喜んでいます。 


 本日は、深窓育ちの令嬢の如きカトレアの花ではなく、屋外で逞しく咲くカトレアの花を御紹介しましょう。 

残念ながら、露光調整に失敗した写真が多くて申し訳ないのですが・・・どうぞ御容赦下さい。


公園の樹皮に着生して根を空気に晒したまま開花するカトレアの花


 ラン科のバンダ属、アスコセンダ属、カトレア属は、着生した樹木の樹皮上で、根っこを空気中に晒した

まま成長する特質があります。 聞くところによれば、ラン科のバンダ属、アスコセンダ属、カトレア属を、

普通の洋ランのように水ごけの用土に植えてしまうと、直ぐに根腐れして枯れると聞きました。


上写真のカトレアの花弁部分のクローズ・アップ


 “ 暑い ” というよりも、“ 熱い ” と言いたくなるような外気温、“ 降雨 ” というよりも、バケツを引っ繰り

返したような“ 豪雨 ”。 そんな自然の猛威の中にあっても、カトレアの花は萎れることもなく、華麗な大輪

の花を咲かせて、見る者の心を潤してくれます。 公園の鄙びた茶店の軒下にぶら下がるランのバスケ

ットが、微風の中でゆっくりと左右に揺れる様子は、いつ観ても飽きません。


茶店の軒下にぶら下がるカトレアのバスケット


 タイの洋ラン生産は、思ったほどの歴史はなく、西暦1967年(昭和42年)にハワイから入って来た

カトレアが最初だったとのこと。 40年余りに渡るタイの園芸家の精進によって、タイの交配技術水準が

飛躍的に向上、今や日本や台湾を凌ぐほどの商品評価を得て、ラン生産国としての地位を築き上げたの

だそうです。




 ブロガーのモンさんからもコメントを頂きました。


  
はじめまして。 ラン科バンダ属 と アスコセントラム属、私も馴染みはありませんでした。

 カトレアは知ってます。 思い浮かぶのは、花の姿よりも先に歌詞。杏里の歌に出てきますね〜。






 前期高齢者の爺ではありますが、この歌は記憶に残っています。


  
♪ 眠れぬ夜は   星を数えてみる   光りの糸をたどれば   浮かぶあなたの顔 ♪

  ♪ 誕生日には   カトレアを忘れない   やさしい人だったみたい   けれどおしまい ♪



 カトレアの花言葉は、『 優雅な女性 』、『 成熟した魅力 』 です。 歌を口ずさむ女性は、きっと魅力的

な女性だったのでしょうね。





この主題に関するホームページ内の別の記事

(主題をクリックすると該当頁に移ります)

 主題  初稿  改稿  HP編集略号
 @ラン 貴方はカトレア派? パンダ派?   2009年10月23日  2014年5月74日  katorea1.htm
 Aラン タイのカトレアは屋外で咲く (当該頁)  2009年10月23日  2014年5月17日  katorea2.htm
 Bラン シランですか? コウトウシランでした。  2009年8月25日   2016年6月29日  shiran1.htm 
 Cラン タイで最も安価な紫色のラン  2009年8月21日   2009年8月21日   ranyasui.htm
 Dラン 胡蝶ランの店で出逢った懐かしき愛煙女性   2015年2月1日   2017年6月21日  kochouran1.htm
 Eラン 蘭の花のアレンジメント  2013年10月25日   2017年6月23日  ranarrangement1.htm





読者の方から頂戴したコメント


hiro-1からのお返しコメント


■植物の育ち方も…
”お国柄”? やはり その土地その土地で違うものなんですね。私は『蘭』と聞くと、非常に気を使って育て上げなくてはいけないお花だと思っていました。 ※コメントを引用していただいてうれしく思いました。

実はカトレアで、イメージするのは歌詞以外にもありまして…。若かりし頃に、カトレアの香りのコロンがお気に入りでした。香水=きつい=臭い!というイメージが一新され、すごく落ち着いた香りだったのを思い出しました。そのものによるかもしれませんが、そのコロンの香りはきつすぎず、甘すぎずいい香りでしたね。
mon 2009-10-23 21:45:36


■Re:monさん
カトレアの香水を嗅いだことはありませんが、きっと、本物の花のような好い香りがするのでしょうね。
hiro-1 2009-10-24 17:35:06  


■ところ変われば…
南国はいいですね。カトレアをはじめて知ったのは、舟木一夫さんの歌「花咲く乙女たち」でした。きれいな花ですよね。最近は灯油の高騰で、寒さに…もう霜が降りてます。山も中腹まで雪が…下界ももうすぐです。
海底人 2009-10-24 07:08:16  


■Re:海底人さん
舟木一夫さん、懐かしい名前ですね。現在も活躍されているのでしょうか。寒さが苦手で日本を飛び出した僕ですが、日本は今から寒くなりますね。風邪などに罹らないようにお気を付け下さい。hiro-1 2009-10-24 17:42:10  


■はあ〜〜本当に木にくっついてるんですね〜〜 ボクにとっては、花だけの写真より、根の部分が見える写真の方が感動的です。
japanese-ful 2009-10-24 11:50:50  


■Re:japanese-fulさん
タイでは、公園だけではなく、繁華街の街路樹の外皮にも、根っこを丸出しにしたランが着生している光景をしばしば見ることが出来ますよ。 機会があれば、そんな写真を撮影してみたいと思います。
hiro-1 2009-10-24 17:48:23


■びっくりしました!
私のランのイメージは、「花屋の奥のほうでリボンをかけられていて、高級でか弱そうな花」…だったんですが、本当のランはこんなに力強くて、野性的で生命力にあふれているんですね!

すばらしい写真をみせていただき、ありがとうございました。とてもランの花をいいなあと思うようになりました。 また少し世界が広がってみえた気がします。
アガベ(agave-cactaceae) 2009-10-24 23:03:42  


■Re:アガベ(agave-cactaceae)さん
僕が住んでいる通りの植え込みには、幾種類ものランが元気に咲き誇っています。ランの花の生命力は強いですね。

hiro-1 2009-10-25 00:57:08 

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