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家族の安全を護る団扇サボテン


HP編集略号:saboten2.htm

日本名: 団扇サボテン

英名: Cactus タイ名: タボンペット
改編:2017年1月25日 初稿:2009年8月18日 撮影:サムットプラカーン


 バンコク隣県のサムット・プラカーン県を車で走っていた時、何かを見つけた助手席の家内が大き

な声を発しました。


 『
車を停めて!アー通り過ぎた、 どうして停まらないの! サボテンに花が咲いていたのに


そんな無茶を言われても困ります。車は急には停まれないし、見境なく急ブレーキをかければ、

追突されることだってあるのですから。  サボテンの場所から離れた地点で停車すると、助手席

から飛び降りた家内は、カメラ片手に、かなり後方地点のサボテンに向かって走り出しました。


民家の垣根として植えられていた団扇サボテン


 その昔のタイの民家は、サボテンを垣根として利用していたという話は耳にしたことがありますが、

まさか、現在も踏襲されているとは知りませんでした。なるほど、考えてみれば、痛そうな棘が無数

に生えたサボテンの茎は、まさに自然が生んだ鉄条網です。子供には危険だろうと思いますが、

防犯用の垣根としての効果はありそうです。


 サボテンの英語名は “Cactus” ですが、家内が地元の人から聞いたタイ語名は、タボン・ペット

でした。“タボン” 警棒のような棒状の物を意味し、“ペット” は宝石を意味するタイ語です。いつも

の如く、勝手な想像的意訳によれば、“ 宝石のような花が咲く棒状の植物 ” ということになるので

しょうか?


茎の先っぽに顔を出した小振りの赤い蕾


  本来は停車禁止の場所なので、地元のタイ人と話し込んでいる家内をせかせて、急いで車を

スタートさせました。家内の説明によれば・・・・・・


  『
この家のサボテンの赤い蕾は、開花すると黄色の花になるそうよ


  『 赤い蕾が黄色の花になる 』 と言われても、俄かには信じがたいのですが、家内の撮影した

写真を見ると、なるほど、赤い蕾の先端から黄色い小蕾が顔を覗かせています。


   帰宅してから、タイの園芸屋さんのHPを覗くと、やはり、赤い蕾から咲いた黄色い花の写真

が掲載されていました。


赤い蕾の中から顔を出した小さな黄色い花弁の一部


  タイの人から聞き込んだという昔からの言い伝えを、家内が問わず語りに続けます。


  妻 『 サボテンを植える場所は自宅の西側で、植える日は土曜日と決まっているのね 』

  僕 『 なぜ西側なの? なぜ土曜日なの? 』

  妻 『 丈夫で長持ちするサボテンを植えるためだそうよ 』

  僕 『 ??? 』 (答えになっていない・・・)

  妻 『 不幸や危険をもたらす人を遠ざける植物として信じられているのよ 』

  僕 『 ??? 』 (これも答えになっていない・・・)

  妻 『 つまり、家族に幸福と安全をもたらす存在なのね 』

  僕 『 茎肉をピクルスにするとか、実を料理してたべるとか、そんな話はないの? 』

  妻 『 家族の安全を守る植物を食べる道理がないでしょ! 』


何でもありのタイだから、サボテンを食べることだって有り得ると思うのですが、人様の信じ込み

を蔑ろにするようなことは、たとえ冗談口であっても避けた方が良さそうですね。



植物分類上の名前
 科名    サボテン科
 属名     オプンティア属    Opuntia
 種名      -
 学名    -
 英語名   -
 日本名  団扇サボテン
 タイ名  タボン・ペット
 原産地   -
 性状
  -



この主題に関連するホームページ内の別の記事 

(主題をクリックすると該当頁に移ります)



 主題  初稿  改稿  HP編集略号
 市場で見かけたミニサボテンの花  2009年6月19日  2014年11月14日  saboten1.htm
 家族の安全を護る団扇サボテン (当該頁)  2009年8月10日  2017年1月25日  saboten2.htm
 海の見える岩場で根付く団扇サボテン  2012年1月23日  2017年6月17日  saboten3.htm





読者の方から頂戴したコメント


hiro-1からのお返しコメント


■はじめまして
わたしサボテンの実を食べたことがあります、夏のギリシャとモロッコで。食べたのは食用ウチワサボテンの実で、同じかどうかわかりませんがこの写真と似てたと思います。でもこれ食べれそうな気もしますが、タイにはもっと美味しいフルーツがたくさんあるので、あえてサボテンの実まで食べないと言うことじゃないでしょうか。

食べ方は、実がオレンジに熟した部分をとって、とげを抜き、皮をむいて食べます。中には小さな種がたくさんはいってますが、そのまま食べます。ちょうど中身がパッションフルーツのような感じで、乾燥した地域では超甘くて美味でしたね。

食用サボテンは中南米でも多く食べられていますが、地中海沿岸・アフリカ大陸でも栽培されているようでした。

しかし、タイ語は発音も文字も難しそうです、わたしはどうも覚えようと言う気になれなかったです、移住されてるのですから覚えなくてはならないのでそんなことは言ってられませんね。タイの暮らし、ちょっと憧れます、チェンマイとか好きです♪
ちーちく 2009-08-18 10:00:50


■ちーちくさん
僕もモロッコには三回行きました。パクチー茶は随分と飲まされましたが、残念ながら、サボテンの実は経験しませんでした。一度トライしてみたいと思います。

タイに住んでいる日本人は多いですが、タイ文字の読み書きが出来る人は極めて少数だと思います。しかし、思われているほど難解ではなく、漢字と比べれば、大変に簡単な文字だと思います。
hiro-1 2009-08-19 00:40:24

 

■似たもの…失礼を承知で言えば、hiro-1さんも「裏hiro-1さん」もソックリですね。
飽くなき知的好奇心旺盛というか。サボテンの花の付け根?の赤い部分、ケーオマンコンみたいですね。あれはもっと細長い葉っぱですが。
kii 2009-08-18 06:40:36


kiiさん
ゲーオマンコンもサボテンの仲間ですから似ているところもありますね。 「裏hiro-1」は若い頃から植物大好き人間でしたが、僕は全く関心がありませんでした。タイで共に住むようになってから、僕が感化されたようです。
hiro-1 2009-08-19 00:29:43



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