3月31日、バンコクから気温8℃の小雨降る東京都下の留守宅に一時帰国するも、
数日後には気温が16℃から20℃へと急上昇し、留守宅の庭に俄かに春が到来しました。
その中かから、本日御紹介する花は、先端の緑色がとても印象的な“レウコユム”と呼
ばれる春の小花です。“レウコユム”(Leucojum)とは、“白い雪片”を意味する属名ですが
、その起源は古代ギリシャ語の学名『Leucojum aestivum L.』から来ているようです。
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レウコユム(白い雪片)、日本名:スズランズイセン(鈴蘭水仙) |
釣鐘状の姿形がスズランのようでもあり、細長い葉っぱの形状がスイセンにも似てい
ることから、日本では『スズランズイセン』(鈴蘭水仙)と呼ばれているようです。
別名の大待雪草(オオマツユキソウ)は、属名の“レウコユム”(Leucojum)の意味する“白い
雪片”から来ているのかもしれません。
スズランを思わせる6枚の白花弁の先端には、清楚な緑色の斑点があります。スイセン
の葉に似た細長葉の長さは約45p、幅は約2p前後あり、地面から5枚前後上方に伸び
ています。仄かな香りは、スズランと言うよりは、スミレのような感じがしました。
花言葉の、『皆をひきつける魅力、純粋、純潔、汚れなき心』は、6枚の純白の花弁の
先端に入ってい清楚な緑色の斑点から受ける印象から生まれた言葉ではないでしょうか。
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科名 |
新エングラー体系(又はAPG体系)=ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
クロンキスト体系=ユリ科 |
亜科 |
− |
属名 |
Leucojum (意味:雪片) |
学名 |
Leucojum aestivum L. |
種名 |
− |
和名 |
スズランスイセン(鈴蘭水仙)、オオマツユキソウ(大待雪草) |
英名 |
Summer snowflake 意味 小雪のかたまり |
タイ名 |
− |
漢名 |
− |
原産地 |
ヨーロッパ中南部 地中海沿岸 |
性状 |
球根草、草丈:30cm〜50cm |
用途 |
− |
花言葉 |
皆をひきつける魅力、純粋、純潔、汚れなき心 |
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