2009年12月初旬、バンコク・プラトゥー・ナームのアマリン・ホテルの二階の回廊で絵画鑑賞をしま
した。 タイ人画家の描いた絵画が圧倒的に多いのですが、中にはタイを愛する欧米画家によっ
て描かれた作品も含まれています。
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2階回廊には、コーヒー、紅茶、プチ・ケーキ等を置いたコーナーがあるのですが、今まで只の
一度も喫茶担当者の姿を見たこともありません。チップ箱も見当たりません。勝手な想像ですが、
おそらくフリー オブ チャージだろうと思うのですが・・・?
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この日のテーマは、タイ国内の自然風景です。作者の顔写真、氏名、絵画のタイトル、売買価格も
添付されています。上写真手前の作品は、、30,000バーツ( 約¥81,000
) でした。 |
鬱金(ウコン)の花を手前に描いた山頂からの眺望画がありました。きっと、タイ東部の何処かの
乾季の山並みだと思います。是非とも訪れてみたい光景ですが、山登りとなると・・・躊躇してしま
いますね。
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群生する “ 鬱金(ウコン) ” ( 英語名 : Siam tulip )
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ウコンの切り花は、バンコクの何処かで見かけたことがありますが、これほどまでに群生している
鬱金(ウコン)は、今まで一度もお目にかかったことがありません。 描写された鬱金(ウコン)の
絵を矯めつ眇めつ眺めていると、観覧者の初老のタイ人男性と目が合いました。
老 『 此の場所に行かれたことがありますか? 』
僕 『 いいえ、何処なのでしょうか? 』
老 『 チャイヤプーム県のテープサティツ郡 ですよ 』
僕 『 山の中に群生しているのですね 』
老 『 パーヒンガーム国立公園内の草原ですよ 』
僕 『 山登りとなると・・・大変そうですね 』
老 『 山頂ですが、車で行けば殆ど歩きはありませんよ 』
僕 『 見頃の時期はいつ頃ですか? 』
老 『 おそらく、5月から6月頃だろうと思うのですが・・・ 』
老人によれば、タイ国道2号線から205号線を走り、2354号線に入れば容易に辿り着けるようで
す。開花時期は、雨季が始まる頃のようですが、来年には現地を訪れてみたいと思っています。
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花の英語名は Siam tulip (タイのチューリップ) だそうですが、率直に言って、チューリップとは似て
も似つかない花のように思います。ひょっとすると、タイ人が名付けた英語名かも知れませんね。
タイ語名の正式名称は、ドーク・グラジアオ(鬱金=ウコン)ですが、グラジアオには、生姜の意味
もあるようです。
漢字名は 薑黄 ( きょうおう )ですが、別名として、春鬱金 ( はるうこん )、花鬱金 ( はなうこん )
の呼称もあるようです。タイ語名と日本漢字名の意味には共通性がありますが、僕自身は、日本
在住時代に、この花が群生しているのを見たことがありません。
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科名 |
しょうが科 |
亜科 |
- |
属名 |
クルクマ属 |
学名 |
Curcuma. Curcuma
longa |
種名 |
- |
タイ名 |
ドーク・グラジアオ |
別名 |
ブアサワン、 カミン・コーク、 タイ北部方言=
ドーク・アーオ
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和名 |
鬱金(ウコン)、薑黄 ( きょうおう
) |
別名 |
春鬱金 ( はるうこん )、 花鬱金 ( はなうこん ) |
中国名 |
鬱金、欝金、宇金、郁金、玉金 |
英名 |
Siam tulip ( タイ・チューリップ ) |
原産地 |
インド |
性状 |
高さ50cm前後 |
花色 |
- |
花言葉 |
乙女の香り、あなたの姿に酔いしれる。 |
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