HP開設の御挨拶

自己紹介

主題名別の目次 (年月日順)

花木名別の目次

トップページ


チェンマイで見惚れた紫ヤハズ蔓



HP編集略号chonnang1.htm

和名: ムラサキ・ヤハズカツラ

英語名: Thunbergia タイ語名: Chong nang
改編:2014年5月17日 初稿:2009年11月28日 撮影:チェンマイ県チェンダーオ郡


 タイ北部のチェンマイ県チェンダーオ郡の日本食堂 “ TA-KE ” の庭には、日本から持ち込まれた花木

と、タイでよく見掛ける花木が咲いていました。その中に、僕のお気に入りの五弁花が陽光を受けて映え

ています。 漏斗状の花冠、蔓状の茎葉、黄花芯、濃青紫の花弁が魅力的です。




 雲ひとつない乾季の薄青空の中で揺れる花冠を眺めていると、なんだか心の隅々まで洗われるような

清々しい気持になります。




 高さ2m余りの蔓性常緑樹の頂部に咲く直径6cmの五弁花ですが、庭のオーナーも、花木は好きだけ

ど、名前は全く分からないとのこと。後日、バンコクに戻って花に詳しい友人に写真を見せて尋ねると・・・・


A君 『 ツンベルギア・エラクタ 』  かな?   

B君 『 ツンベルギア・フォーゲリアーナ 』 かな? 


 『 十人寄れば十国の者、乗合舟こそをかしけれ 』 の状態かなと思ったのですが、自宅に戻って植物

分類名を調べていて、御両名の違いの理由に気付きました。


 A君が呟いた Thumbergia erecta は、此の花の属名。 B君のツンベ Thumbergia ogeliana は学名だっ

たのです。  さすが花名に詳しい御両名だけのことはあります。




 B君の“ツンベルギア・フォーゲリアーナ”をネットで検索すると、ムラサキ・ヤハズ・カズラ説 と コダチ・

ヤハズ・カズラ説の記事もありましたが、更に記事を読み進むと、ツンベルギアの種類は多岐にわたる

らしく・・・・花葉に変異も生じやすく、判別は極めて難しいと付記されています。




 後日の或る日、タイ動植物辞典を手持無沙汰のまま捲っていたところ、タイ人は、此の花の通称名を

『 チョーン・ナーン 』と呼んでいることが偶然に判明。 チョーンとは、“髪を豊か見せる補助的な毛髪”、

ナーンは女性を意味します。 そう言われてみれば、なるほど、金満のタイ人奥方が好むポム・フーフーの

髪型によく似ています。 


 タイ植物辞典の情報をもとにしてネット検索を進めると詳細が判明しました。


《ムラサキ・ヤハズ・カズラの植物分類名》
 科名  キツネノマゴ科 Acanthaceae
 属名  ヤハズカツラ属 Thunbergia erecta 
 学名  ツンベルギア・フォーゲリアーナ Thunbergia vogeliana
 種小名  フォーゲリアーナ   Vogeliana
 タイ語名   チョーン・ナーン Chong naang
 日本語名  ムラサキ・ヤハズカツラ   別名:コダチ・ヤハズカツラ、タケダカツラ
 性  状  蔓性多年草、蔓性常緑樹、非耐寒性低木
 原 産 地  熱帯西アフリカ
 花 言 葉  秘密の約束 気持ちの決着

注:“ ツンベルギア ” = スウェーデンの植物学者C・P・ツンベルグの名前.。

注:フォーゲリアナ=最初の発見者・ドイツの植物学者のフォーゲルの名前。




                 



読者の方から頂戴したコメント


hiro-1からのお返しコメント


■無題
お写真をみて、思わず朝顔を思い出しましたが、茎は全く違いますね。 日本の朝顔は、江戸時代の空前の品種改良ブームで大分変化したみたいなので、もともとのルーツは、こういう花だったのかもと思ってしまいました。
藤原たかす 2009-11-28 14:43:49



■藤原たかすさん
朝顔はヒルガオ科サツマイモ属なので、植物学分類名は異なりますが、古代の朝顔の花冠は、ひょとしてツンベルギアのような姿形だったかも知れませんね。
hiro-1 2009-11-29 02:16:44 


inserted by FC2 system