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HP編集略記号keito1.htm

和名:ケイトウ ( 鶏頭 )
英語名:Plumed Cocks-comb タイ名:
改編:2016年7月5日 初稿:2009年9月16日 撮影:サムット・プラカーン


 バンコクの隣県・サムット・プラカーン県の遺跡公園内の池端に、“ ケイトウ ” ( 鶏頭 ) の花穂が

群をなして生えていました。 “ ケイトウ ” ( 鶏頭 ) の花穂を見ると、いつも決まって、小学校6年

の担任女教師から指摘された想い出が蘇えります。


     教師 『この花の名前は何ですか?』

       僕 『毛糸の花です ・・・』

     教師 『ケイトウでしょう 』  

       僕 『毛糸の花です ・・・・』

     教師 『ケイトではなく、ケイトウですよ』





 当時の僕は、秋口に咲き競う “ ケイトウ ” ( 鶏頭 ) の名前を“ ケイト ” ( 毛糸 ) だと思い込ん

でいました。 幼かった僕には、 “ ケイトウ ” の花穂のイメージが、“ 毛糸 ” で編まれた冬物のタ

ートル・ネック ( トックリ と呼んでいました) のように見えたのです。



   教師 『
雄鳥の鶏冠 ( とさか ) に似てるでしょう。だから鶏頭の名前がついたの 』 



 トサカ ( 鶏冠 ) という日本語は承知していたような気がするのですが、ケイトウ ( 鶏頭 ) という

日本語を知らなかった僕に、女教師の説明を理解できる道理がありません。 結局、納得できないま

ま、“ ケイトウ ” という名前を無理矢理に教え込まれてしまった・・・そんな思い出があります。





 話は変わりますが、中学生の時に教わった漢文に、“ 史記−蘇秦伝 ” の一節がありました。



     『
寧為鶏頭無為牛尾 』( 鶏頭と為るも牛尾と為る無かれ )



 僕が日本語として “ 鶏頭 ” を理解したのは、この時が初めてだったように思います。 ところが、


その後、“ 史記−蘇秦伝 ”の本文に記載されている原文は、『
寧為鶏頭無為牛尾』ではなく、


寧為鶏口無為牛後 』( 鶏口と為るも牛後と為る無かれ )であることが分かりました。 鶏頭と牛尾


は、日本の漢字として意訳されたものだったのですね。




 “ 鶏頭 ” を “ 毛糸 ” と勘違いしていた小学生時代の僕、 “ 鶏口 ” を “ 鶏頭 ” と教えられていた


中学生時代の僕。 目前に咲く “ 鶏頭 ” の花穂を眺めていると、そんな昔のゴチャゴチャした話を


想い出してしまいました。


《 鶏頭(ケイトウ)の植物名分類 》
 科名  ヒユ Amaranthaceae   (目=ナデシコ Caryophyllales )
 亜科  -
 属名  ケイトウ  Celosia
 学名  Celosia argentea L. ,
 種名  ケイトウ
 タイ名  -
 和名  ケイトウ ( 鶏頭 )
 別名  鶏冠花 ( けいらんか ) 、韓藍 ( からあい )
 英名  Plumed Cocks-comb
 分布  -
 性状  -
 花色  - 
 花言葉  おしゃれ、感情的、奇妙、情愛、色褪せぬ恋





読者の方から頂戴したコメント


hiro-1からのお返しコメント


■私も、「鶏頭牛尾」 で覚えていました。日本漢字としての意訳だったのですね。そういえば、日本人的な訳のような気がします。鶏口より鶏頭・牛後より牛尾の方が・・・。
アメリカンコッカーラブ
 2009-09-16 09:32:21 


■アメリカンコッカーラブさん
漢人から見れば、迷訳なのでしょうが、日本人からみれば名訳かも・・・・ですね。
hiro-1 2009-09-17 02:31:26 


■私も
はじめまして。私も毛糸だと思っていました。
Riko 2009-09-19 01:57:58 

 

■Rikoさん
僕と同じインスピレーションの人がいて嬉しくなりました。
hiro-1 2009-09-19 23:40:34

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