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紫陽花はアジサイに非ず



HP編集略号kyoutikutou1.htm

和名: キョウチクトウ(夾竹桃)

英語名: Cleander タイ語名:ラムプーイ(ラムパーイ)
 Ramphui( Rampai )
改編:2014年5月27日  初稿:2008年6月8日 撮影:タイ バンコク


 バンコク近辺を散策すると、多種多様な花を見かけますが、本日は、その中から“ キョウチクトウ ”

 (夾竹桃) をご紹介したいと思います。 キョウチクトウは、20年前の日本在住時代にも、彼方此方

でよく見かけた覚えがありますが、タイでも、公園、学校、道路端などに植栽されていて、珍しくもない

ありきたりの花の一つです。


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タイで多く見かけるインド原産らしい五弁の黄色花の夾竹桃


 実は、タイに移住するまで、果実が生ったキョウチクトウを見たことがありませんでした。鈴なりになって

ぶら下がるタイの此の植物を見ながら、いつも不思議に思っていました。 キョウチクトウのような花を

咲かせる此の植物は、何と言う名前の花木なのだろう? 


http://stat.ameba.jp/user_images/10/c9/10069171850.jpg
人の拳の大きさくらいのキョウチクトウの果実


 知らなかったのは、きっと僕だけだろうと思いますが、キョウチクトウの花と果実が一緒に同居した下写真

を御覧頂きたいと思います。


http://stat.ameba.jp/user_images/3a/52/10069175318.jpg
白色系の夾竹桃の花と果実


 大抵のタイ人は、花名にあまり興味を持ちませんが、この時は違いました。通りすがりの数人のタイ人に

タイ語で花の名前を訊ねると、『ラムプーイだと思うけどな・・』と言う人もいれば、『ラムパーイ』だと自身あり

げに答える人もいます。 


 微妙に発音が違うので、タイ語の綴りをメモ用紙に書き留めてもらったところ、プーイとパーイの綴りが明ら

かに異なっていることが分かりました。どうやら、地方によって呼称の違いがあるようですね。


http://stat.ameba.jp/user_images/2c/ff/10069171600.jpg
ピンクに赤が混じった八重の夾竹桃


自宅に戻ってから、頼りにしている植物辞典を捲ると、次のように記されていました。


 科名   Apocynaceae  キョウチクトウ科
 属名  Nerium  キョウチクトウ属
 学名  Nerium cleander 1 ver.indicum    -
 和名  夾竹桃   キョウチクトウ
 英名  Cleander  -
 タイ名    Ramphui or Ramphai  Krabok or Iitho-fharan  


 夾竹桃の名前の由来は、花が桃に似て、葉っぱが竹に似ているからだそうですが、葉はそれなりに納得できると

しても、20年余りのタイ生活の所為か、桃の花を思い出すことが出来ません。


http://stat.ameba.jp/user_images/a5/f2/10069175044.jpg
ピンクに赤が混じった八重の夾竹桃


 西日本の田舎(旧山口市)に住んでいた小学生の頃、近所の中学生から言われました。


 
 『 夾竹桃は、花、葉、枝、幹、根、果実の全てが毒だから、食べたら中毒症を起こして死ぬぞ 』 


山登りして食事する時、植物の枝を手折って箸を作ったものですが、夾竹桃の枝は絶対厳禁だと言うことを、

この時に初めて教わりました。


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夾竹桃の花は垂直に落下します。


 タイの仏教寺院が運営する小学校の垣根の花壇に“ 赤いキョウチクトウ ”が植栽されていました。

児童が過って口に入れたりすることはないのでしょうか? 心配ですね。


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タイの小学校の校庭に植えられていた赤い夾竹桃


 タイの田舎道の路傍にも夾竹桃が自生しています。 道路を闊歩する牛や水牛が食べて、中毒症を起こ

して急死することはないのでしょうか?


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キョウチクトウの蕾み


 都市の公園や幹線道路の中央分離帯などでも、植栽されている夾竹桃を見ることが出来ます。これなど

は、大気汚染の毒素にも負けない、夾竹桃の強靭的逞しさを逆利用したものだとか。毒をもって毒を制す

ということなのでしょうね。


 致死量を越えれば、青酸カリ並の強い毒性を持ち、焼却する時に発生する煙にさえ毒があると言われる

夾竹桃ですが、タイでは、それほど危険な花として位置づけられていないように思われます。


 悪い要素ばかり論ったのでは、夾竹桃に怒られてしまいそうですね。夾竹桃の葉には心臓強化や利尿

効果があり、樹皮にはマラリア治療薬としての効能もあるようです。そう言えば、夾竹桃のタイ語名の

『 ラムパーイ 』(Ramphai) には、“ 風がゆったりと吹く ”というような意味合いがあります。常緑低小木で

頼りない細幹の夾竹桃が微風でのんびりと左右に靡く姿態を眺めていると、その辺り一帯に安穏な風情が

漂っているように思えて、毒素の含有なんて忘れてしまいそうです。





読者の方から頂戴したコメント


hiro-1からのお返しコメント


■夾竹桃?
キョウチクトウを煎じて毎日、少量づつ、摂取させることで,心臓病を発祥して、突然、心臓麻痺で死んでしまうのですが、痕跡は残らない・・・・そんな、完全犯罪を考えたことがあります。 植物図鑑、薬学の本を読み漁り3日間、ほぼ徹夜で
A430ページにも渡るレポートを作りましたが、いまだに実行されません・・・・・当たり前か!
momo 2008-06-08 08:46:41 


■momo さん
430頁にわたるレポートとは凄いですね!momoさんは薬学部出身? 
hiro-1 2008-06-08 14:25:13 


■無題
夾竹桃といっても色々な花があるのですね@@ 私はつい最近夾竹桃に毒性があることを知って驚いているところでした。でも、大抵の植物、毒があるということは、薬にもなるということのようですね。
シャンティcoco 2008-06-08 16:13:07 


■シャンティcoco さん
僕は、キョウチクトウの漢字が夾竹桃だとは、このBLOGを書くまで知りませんでした。
hiro-1 2008-06-08 23:23:40 


■無題 
毒をもって毒を制す・・・だったかな???  何かそんな言葉があったような・・・。 きれいなかわいい花なのに・・・。 
雛姫 2008-06-08 12:11:43 

 

■雛姫 さん
マラリアの治療薬としての活用は、将に、毒を以て毒を制すですね! 美しいものには棘があるということでしょうか?
hiro-1 2008-06-08 14:36:18


■こんにちは。
いつも感心しながら、読ませていただいています。特に、タイの歴史に関しては、私の知らないことばかりで、興味が湧きます。夾竹桃の花、果実・・・まったく驚きです。毒性は知っていましたが、花が咲き、実がなるとはまったく知りませんでしたから・・・。また、勉強させていただきました。
山と溪の旅人 2008-06-09 11:43:21 


■山と渓の旅人さん
こちらこそ、僕には実践できない山の世界を、いつも疑似体験させて頂いています。 ありがとう御座います。
hiro-1 2008-06-10 09:56:58 


■キョウチクトウ
これってそこらへんに生えてますよね!!子供がこの実?好きなんだろうねって言ってたところだったんです(‐^▽^‐)
aya1021 2008-06-09 12:56:06


■aya1021さん
致死量に至ることは滅多にないのでしょうが、毒性があることは、子供に教えて置いた方が良いですよね。 
hiro-1 2008-06-10 10:02:06 


■respect
凄い観察眼ですね。
goemonroll 2008-06-09 19:17:13  


■goemonroll さん
タイの雑菌屋台は、“ 自己責任の大人の国 ”と上手い表現ですね。雑菌対応能力の付いた僕は大丈夫なのですが、家内が全く駄目!
いまだに先進国的レストラン派です。
hiro-1 2008-06-10 10:11:46


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