立葉蝋椰子1

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HP編集略号tachibarouyashi1.htm

和名：タチバロウヤシ

英語名：Cuban petticoat palm

タイ名：アイミー

改編：2017年5月30日　

初稿：2012年5月26日

撮影：バンコク

　　僕が愛読しているブログの『そぞろ歩きとタイの花』（夏のそらさん）を読んでいると、

前々から興味を抱いていたチョット風変わりな『アイ・ミー』（タイ語の意味：熊公）と言う

名前のヤシの木の写真が掲載されていました。

　　　夏のそらさんのブログ⇒http://dokmaithai.blog59.fc2.com/blog-entry-131.html

アイ・ミー（タイ語：熊公）と言う名前のヤシの木　　撮影：2011年12月5日

　　『夏のそら』さんのブログには、次のように記されていました。

『私がゴンタくんと呼んでいたヤシの葉の間からヒューっと花が伸びていました』　

　　たしかに、ブログの写真を見ると、ヤシの花序が葉の間から突き出ています。一年に

一回しか咲かないという花序を見るチャンス到来です！

一年に一回しか咲かないアイ・ミーの花序　　　　　撮影：2011年12月5日

　　熱帯植物の殆どは一年を通して花を咲かせる植物が多いように思いますが、一年に

一回のチャンス到来となれば、何は扨措いても現場に駈け付けたくなろうというものです。

３日後の12月5日（月）、『夏のそらさん』からゴンタくんと呼ばれている『アイ・ミー　』

（熊公）が花序を咲かせているという公園へと出かけました。

　　実は、その公園内で『夏のそらさん』に、偶然にも初めてお逢いしたのですが、その

奇遇については、既に拙ブログで触れましたので、此処では割愛させて戴きます。

アイ・ミー（タイ語：熊公）の花序　　　　　撮影：2011年12月5日

　　此の公園の『アイ・ミー』（意味：熊公）にぶら下がっている標識板の学名には、

Copernicia　curtissii　Becc.　と記されていたのですが、ネット検索しても全くヒットしません。

　　タイ語名の『アイ・ミー』で検索すると、Copernicia macroglossa H.Wendl. ex Becc.　とあり

ました。　学名を構成している『 Copernicia 』は、天文学者コペルニクス（ポーランド人）に

因んで名付けられたとありますが、その理由は何も記されていません。

　　学名の一部を構成する『Macroglossa』は、古代ギリシャ語の舌を意味するらしく、成熟した

『アイ・ミー』の葉の形状を舌に見立てたと説明されているのですが・・・僕には、いま少しピン

と来ません。

アイ・ミーの花序　　　　　撮影：2011年12月5日

　　和名は『タチバロウヤシ』だと分かりました。　但し、最初は日本語名の意味が全く

理解出来ず、何処かの外来語の名前をカタカナ化したのだろうと思って放置していたので

すが・・・様々な検索の結果を纏めると・・・かなり大袈裟ではありますが・・・　

　　　　　　検索した記事を一文に纏めると・・・・

　　　　　　蝋物質で覆われた長さ145cmの緑葉が天空に向かって扇状に直立、

　　　　　　遠見には王冠のようにも見える天蓋を形成する・・・・云々

ロウ物資＝蝋、緑葉が直立＝立ち葉、ヤシ＝椰子の漢字を当てると、『立ち葉蝋椰子』

となる事が分かって、大いに納得です。　　　今年の９月に満70歳になる僕ですが、

どうも最近は脳軟化症気味らしく、『タチバ・ロウ・ヤシ』が日本語だと気付くのに

何時間も掛かるという体たらくです。　何とも侘しい限りであります。

　　英語名は、原産地のキューバの名を冠した Cuban petticoat palm でした。樹幹から直接

突き出して扇状の天蓋となって直立する蝋を帯びた緑葉は、古くなると枯れて茶色に変色して

下方に垂れ下がり、次々と抜け落ちてしまいます。　

　　『 Petticoat 』の名は、下方に垂れ下がった葉の姿形を、中世の貴婦人が盛装時に愛用

したロング・スカートの下着・ペチコートに見立てたようですね。

中世の欧米で流行った貴婦人のロング・スカートを整形したペチコート

　　タイ人は、普通の椰子とは異なった姿の此の木を、『パーム・アイ・ミー』（椰子の熊公）、

または、ミー・ガポン（スカートを穿いた熊）と呼んでいます。

　　僕の目には、ペチコートを穿いて直立した熊さんではなく、その昔、ＮＨＫの子供番組で

人気を得ていた架空動物の『ゴン太君』に見えましたね。　『夏の空さん』が名付けた

『ゴンタくん』も、おそらくＮＨＫの『ゴン太君』のイメージかも・・・ですね。（下写真）

昔懐かしいＮＨＫの子供番組に出演していたゴン太君とノッポさん

　　樹高が４ｍ～５ｍになった『アイ・ミー』は、年に一回だけ小さな花序（2.5ｃｍ）を咲かせ

ると冒頭で書きましたが、その時期は、朝と夜の最低気温が２６度前後、日中は３０度以上

になるタイの寒季（乾季）です。つまり１１月～１月前後です。

　　その花序は、タイ語でドーク・チョー（房状の花）と呼ばれていますが、素人の僕には、

果物のマンゴーの花序を少し大きくしたように見えます。　チョット気になるので、タイ語の

『チョー』の意味を辞書で調べると、マンゴーの花序もアイ・ミーの花序も、『ドーク・チョー』

と表現されていました。どうも、房状の花を『ドーク・チョー』と呼ぶようですね。

アイ・ミーの房状花序から、直径1.5ｃｍの丸い種子が取れます

　　椰子のアイ・ミーの房状の花序が落ちる頃になると、直径1.5ｃｍの丸い粒が取れるそう

です。　その丸粒を栽培すると２ケ月で程度で自然発芽するそうですが、その後の成長は

厭になるほど遅くて、一般の人の栽培には全く適さないようです。

　　チョット驚いたのは、気が遠くなるほど年数をかけて樹高が４ｍ前後まで成長すると、

その後は、 20cmの細幹が40cmと太くなり、最終的には、樹高が7ｍ～10ｍ位まで伸びると

言うのです。　イメージが湧かないので、タイ人造園家のＨＰを検索するとありました！！

　　　　　　　　左：樹高7ｍのアイ・ミー　（タイ園芸販売店のＨＰより拝借）
　　　　　　　　右：僕が見た樹高３ｍのアイ・ミー

　　ＮＨＫの年末紅白歌合戦の小林幸子さんの変化する大型衣装ではありませんが、最初

は足首も見えないロング・ペチコート姿だったのに、突然ニョキ・ニョキと伸び上がり、太腿も

露なミニ・スカート姿（？）に変貌してしまうと言うのです。

　　バンコク北郊外の公園に生えていた『アイ・ミー』は、あとどのくらい経過したら太腿も

露なミニ・スカート姿に変貌するのでしょうか？　　随分と楽しみではありますが、その時分ま

で、僕がバンコクで生き永らえていられるかどうか？　残念ながら、到底無理な望みのよう

に思われます。

読者の方から頂戴したコメント	hiro-1からのお返しコメント
■あはは何かか　ｈｉｒｏさんにしては珍しい少し色っぽいシメですね。ミニスカートですか！太股見える？あはは。でも　ほんと　色んな面白い植物（？）が　あるものですねサザエ 2012-05-26 20:29:35	■サザエさんタイ語ネットで此の植物を検索すると、殆ど園芸店のＨＰばかりでした。こんなにも風変わりで大きな植物を購入する人がいるということですね。お国ぶりでしょうか？ hiro-1 2012-05-27 00:19:56
■紅白出れるのかな小林幸子、まさにそんな感じ・・・。彼女、今年は紅白に出れるのでしょうか。写真と記事で、ふとそう思ってしまいました。ワイワイ 2012-05-28 13:31:00	■ワイワイさん歌の世界の事は分かりませんが、ヤクザとの関係が問題になったのならいざ知らず、事務所内の単なる抗争なのに・・・こんなことで紅白出場が出来なくなるのであれば、彼女の実力も此処までということなのでしょうか？　でも、紅白に出ない歌手であっても、実力派の歌手はいますよね。頑張って欲しいものです。 hiro-1 2012-05-28 18:42:58
■アイ・ミーはじめまして、ハンディばりばりのプレデターです。かわいい名前ですね。まるで、毛むくじゃらですね。ハンディとうまくつきあい、楽しく生きる方法 2012-05-30 14:42:51	■ハンディとうまくつきあい、楽しく生きる方法さんコメントありがとう御座います。タイ語のアイ・ミーは毛むくじゃらのイメージとはちょっと違いますが、それなりに可愛いく見えますね。 hiro-1 2012-05-30 22:44:24
■ゴン太くん楽しく読ませていただきました～！いろんな背景やエピソードがあるんですね。そうそう、このゴン太くんです！丸い実とやら、今もまだあるかしら…。確かめに行ってみましょう。夏のそら 2012-05-30 15:06:49	■夏のそらさんリハビリはまだ進行中のようですが、公園散策を楽しめるようになって良かったですね。近いうちに時間を見つけて、まだ殆ど見回ったことのないロット・ファイ公園を歩いてみたいとおもいます。hiro-1 2012-05-30 23:00:28

読者の方から頂戴したコメント	hiro-1からのお返しコメント
■あはは何かか　ｈｉｒｏさんにしては珍しい少し色っぽいシメですね。ミニスカートですか！太股見える？あはは。でも　ほんと　色んな面白い植物（？）が　あるものですねサザエ 2012-05-26 20:29:35	■サザエさんタイ語ネットで此の植物を検索すると、殆ど園芸店のＨＰばかりでした。こんなにも風変わりで大きな植物を購入する人がいるということですね。お国ぶりでしょうか？ hiro-1 2012-05-27 00:19:56
■紅白出れるのかな小林幸子、まさにそんな感じ・・・。彼女、今年は紅白に出れるのでしょうか。写真と記事で、ふとそう思ってしまいました。ワイワイ 2012-05-28 13:31:00	■ワイワイさん歌の世界の事は分かりませんが、ヤクザとの関係が問題になったのならいざ知らず、事務所内の単なる抗争なのに・・・こんなことで紅白出場が出来なくなるのであれば、彼女の実力も此処までということなのでしょうか？　でも、紅白に出ない歌手であっても、実力派の歌手はいますよね。頑張って欲しいものです。 hiro-1 2012-05-28 18:42:58
■アイ・ミーはじめまして、ハンディばりばりのプレデターです。かわいい名前ですね。まるで、毛むくじゃらですね。ハンディとうまくつきあい、楽しく生きる方法 2012-05-30 14:42:51	■ハンディとうまくつきあい、楽しく生きる方法さんコメントありがとう御座います。タイ語のアイ・ミーは毛むくじゃらのイメージとはちょっと違いますが、それなりに可愛いく見えますね。 hiro-1 2012-05-30 22:44:24
■ゴン太くん楽しく読ませていただきました～！いろんな背景やエピソードがあるんですね。そうそう、このゴン太くんです！丸い実とやら、今もまだあるかしら…。確かめに行ってみましょう。夏のそら 2012-05-30 15:06:49	■夏のそらさんリハビリはまだ進行中のようですが、公園散策を楽しめるようになって良かったですね。近いうちに時間を見つけて、まだ殆ど見回ったことのないロット・ファイ公園を歩いてみたいとおもいます。hiro-1 2012-05-30 23:00:28