日本では桜前線が北上中のようですね。バンコクは、酷暑のシーズンに入りました。 本日の気温は
摂氏39℃。 照り返しの強い道を数分間歩いただけで、全身汗グッショリ、気力も萎えてしまいそう。
あまりの暑さに挫けてしまい、冷房を求めて、高級ショッピング・プラザ に逃げ込みました。
高級ショッピング・プラザの裏口に、高級生花をいつも活けている小さな受付があります。 |
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カーネーションの花器は透明のプラスチック箱でした。 |
日本のカーネーションは、それほ高価ではないと思いますが、タイでは、蘭の花よりも贅沢で高価な
輸入花だと聞いています。 この活け花の作者は、カーネーションがお気に入りなのでしょう、カーネー
ションを組み入れた生け花が幾日間も続いていました。 |
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カーネーションとユリをコーディネートした活け花。
花器は陶磁器に変わっていました。 |
タイ人は、単なる透明の水槽を花器として利用することが多いのですが、この作者は、水槽に工夫
を凝らして、花の涼感を醸し出す工夫をしたり、日本の陶磁器の花器を使用して、目先を変える趣向を
凝らしています。 |
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カーネーションと南洋葉を合わせたタイらしい活け花
(花器は透明のプラ・ボックス) |
ある日、カーネーションが、アマリリスと蘭のアレンジに変わりました。タイ人にすれば、蘭はスーパー
マーケットで売っている平凡な花ですが、アマリリスの花は、カーネーションと同じく、高価な花に違い
ありません。 カーネーションからアマリリスへ! 高級プラザの面目躍如といったところです。 |
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アマリリスを+黄蘭+日除け傘を合わせたタイらしい活け花 |
黄色の蘭は、アマリリスの周りを群れて舞う胡蝶を想い起こさせます。アマリリスと蘭を被う傘は、
日本美を取り入れたつもりなのでしょうか? 全体的構図も日傘の色も、日本美からは遠いように
思えるのですが・・・ |
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これは何の花だった?・・・思い出せません。 |
活花は、生まれて此の方、真似事すらもしたことのない僕ですが、花の高低バランス、葉っぱの
処理、透明の水槽花器などを見るとタイ生け花と日本生け花の感覚は、かなり違うような気がします。
その後も、日替わりではありませんが、新花が何度も登場しています。
日本的な活花と比べればかなり違和感のあるタイ活花ですが、エアコンの効いた場所で無料で楽し
ませて戴けるのですから、感謝感激であります。
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