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E日本の留守宅で生き永らえていた薔薇


HP編集略号rose1.htm

和名: 薔薇


英語名:Rose


タイ語名:グラープ

改編:2016年6月29日  初稿:2009年6月15日 撮影:東京都下の我が家


 2009年の5月中旬から6月中旬にかけて、東京都下の自宅に一時帰国しました。 

現在は誰も住んでおらず、一年に一度帰国した時だけ利用する空き家同然の留守宅です。

いつもは9月頃に10日間だけ帰国することにしているのですが、今回のように約一ヶ月

も滞在するのは、おそらく20年ぶりになるのではないかと思います。


 手入れされることもなく、庭の片隅で懸命に生き永らえていた幾つかの花と再会しました。

本日は、その花の中から、6月の誕生花の 薔薇の花をご紹介することにしたいと思います。



タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ
我が家の留守宅の片隅で懸命に生き永らえていた薔薇


 北東方向の庭壁に並列して植えられた6本の柘植の木の間に、白桃色の薔薇が元気に

咲いていました。僕が自宅で生活していたのは約20年前ですが、その頃の僕は仕事で

海外を飛び回る日々が続いていて、庭の花木に全くもって関心がありませんでした。今回

は、我が家の薔薇と恥ずかしの初対面となった訳です。


 『 薔薇 』 の日本語読みを調べると、『 そうび 』 、『 しょうび 』、『 バラ 』 などがあるようで

すが、『いばら』 を意味する棘や茨の和語が転訛してバラとなり、薔薇の漢字が当て字さ

れたとのこと。 僕の個人的な好みとしては、薔薇(バラ)と発音するよりも、『夏薔薇』

(なつそうび)とか、 『冬薔薇』 (ふゆそうび) と読む方が、心に深く響くような気がして、

なんとなく好きですね。


タイに魅せられてロングステイ


 熱帯性気候のバンコクでは、一度も自生する 『 夏薔薇 』を見掛けたことがありません。

バレンタイデーともなれば、タイ北部で育てられた小振りの薔薇が花屋台を埋め尽くします。

花屋台には、日本ではお目にかかれないない光景ですが、恋人へ贈る薔薇を買い求めて、

いかついタイ人男性が集まり、恋人に贈る薔薇の花を見繕う姿を彼方此方で見掛けます。


 日本では女性が男性にチョコを贈りますが、タイでは男性が女性に薔薇を贈ります。女性

から男性に贈物をする日本のような風習は、世界的に見ても、珍しいそうですね。


 いつもの如く、話の筋が横道に逸れてしまいました。

 日本からバンコクに戻って、留守宅で撮影した夏薔薇の写真を家内に見せると、花好き

の家内が悲しそうに呟きました。


 『 この薔薇はね、丹精を込めて育てた大輪の薔薇だったのよ 』

 『 手入れなしの遣りっ放しだから、こんなになって・・・・可哀相にね 』



 バンコクで売られているタイ北部産の小振りな薔薇と比較すれば、我が家の 『 夏薔薇 』

は、とても容貌の優れた立派な花だと思うのですが、育て上げた連れ合いから見れば、

哀しいほど零落れた花に見えるようでした。




この主題に関連するホームページ内の別の記事

(主題名をクリックすると該当頁に移動します)

■薔薇の花
 主題  和名  改稿年月日  初稿年月日  HP編集略号
 薔薇の花のアレンジメント  バラ  2017-6-25   2009-6-15  rose2.htm
 E留守宅の花・薔薇  当該頁  バラ  2016-6-29   2009-6-15  rose1.htm
 薔薇の花の花弁染め   バラ  2007-2-27   2007-2-27  barasome1.htm



■留守宅の花
 主題  和名  改稿年月日  初稿年月日  HP編集略号
 K留守宅の花・ボケの花  ボケ  2017-8-1  2017-4-9  boke1.htm
 J留守宅の花・春先松葉菊  ハルサキマツバキク  2016-5-26  2009-6-17  matubakiku.htm
 I留守宅の花・皐月躑躅  サツキツツジ  2016-5-28  2009-6-16   rusutaku2.html
 H留守宅の花・花月夜  カゲツヤ  2016-3-25  2009-6-16  kagetsuya.htm
 G留守宅の花・沖縄月見草  オキナワツキミソウ  2016-3-26  2009-6-16    okinawatsukimisou.htm
 F留守宅の花・都忘れ  ミヤコワスレ  2016-3-24  2009-6-16   miyakowasure1.htm
 E留守宅の花・薔薇 当該頁   バラ  2016-6-29   2009-6-15  rose1.htm
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 C留守宅の花・マリーゴールド  マリーゴールド  2017-1-26  2008-10-14  marigold1.htm
 B留守宅の花・花の虎の尾  ハナノトラノオ  2017-1-26  2008-10-14  toranoo.htm
 A留守宅の花・まち針草  マチバリソウ  2017-1-26  2008-10-14  machibarisou1.htm
 @留守宅の花・藪蘭  ヤブラン  2017-1-26  2008-10-14  yaburan1.htm





読者の方から頂戴したコメント


hiro-1からのお返しコメント


■この時期  
この時期日本に帰られるのは20年ぶりですか。僕は頻繁に帰ってる方ですが、一年に一度ならまだやや暑さの残っている9月がベストですね。
年々日本の寒い時期は堪えるようになってきました。空家もったいないですねー。 賃貸にすれば結構収入になってると思いますが、万が一自分が使いたい時に、簡単に出ていってくれる 賃借人もいないので難しいところですね。
thaifruits 2009-06-15 12:58:33


■thaifruitsさん
多くの方から賃借を申し込まれるのですが、面倒くさいことに巻き込まれるのが煩わしく、全てお断りをしています。それにしても、維持費は高くつきますね。 
hiro-1 2009-06-15 23:59:44


■ああ…
奥さまのおっしゃることなんとなく分かります。当時はきれいだったんでしょうね。そばで手入れできないバラに申し訳なく思っておられるのかも。何も知らなく、このお写真を見れば、とっても素敵なばらだなぁと思うのですが(^-^) 
さくら 2009-06-15 08:08:42


■さくらさん
正にそのような心境のようです。彼女の母親(88歳)が病気のために、7月頃に単身で見舞い帰国をすることになっているのですが、時間を見つけて庭の手入れをすると張り切っています。 
hiro-1 2009-06-15 23:44:17


■きれいなバラです・・・
ご主人様がいなくても、ひっそりと毎年咲いていたバラの花・・・けなげですね。でも、今年はhiro-1さんに見てもらうことができて、さらにブログで世界中の方に見てもらえて・・・咲いた甲斐がありましたね。。。
確かに、タイの街角にバラの花って似合わないし、バレンタインの時期も暑いので季節はずれな気がしますね。タイの湿った暑い空気には豪華なランの花が似合いそうです。
シロ 2009-06-15 11:29:07


■シロさん
家内が一生懸命に育てていた花ですが、海外単身赴任が長期間続いていた僕には殆ど記憶がありません。今頃になって、家内に申し訳なかったと反省しているのですが、後悔先に立たずです。
hiro-1 2009-06-15 23:53:59

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